マイクロソフトのWebブラウザであるInternet Explorer(IE)の画面上で、マウス・カーソルの位置を追跡できるようです。
この件について、マイクロソフトは今のところ、「問題を把握しているが、深刻なリスクではない」との見解を示しているようです。
また、マイクロソフトによればIEだけでなく他のブラウザでも同様の問題があるようです。
たしかに、明らかににユーザーの安全を脅かすこととは言えないようです。
たとえば、ネットバンクなどで通常用いられている、パスワード入力用のポップアップ画面で、数字や英字の配置が開くたびに変わるのがなぜか、この問題を考えるとよく理解できます。
でも、ポップアップ画面の配置変更パターンが予測できてしまうと問題ですね。
マウスを使ったパスワード入力は、キーボードから入力するよりは安全ですが、「これで安全」と思わないことが大事ですね。
やはり、同じパスワードをいつまでも使わないで、ときどき変更することを怠らないようにシなければならないようです。
この問題、視点を変えてWeb広告を研究している側からすると、非常に貴重な情報をIEから得られることになります。
自社のサイトを訪れたネットユーザーが、ページや広告バナーのどこに関心を示したかという情報が、より具体的に入手できることになります。
実店舗で例えると、天井の監視カメラから自分の動きが逐一監視されているようなものです。
この情報で、自社サイトのレイアウトや広告バナーの配置に活用できることは言うまでもありません。
まだ、議論が続きそうなテーマです。
情報元